連載金属行人

金属行人(4月20日付)

最近、「この先どうなるのか」と将来を不安にさせるようなニュースが目立つ。北朝鮮情勢もそうだが、EU離脱をめぐるイギリスの解散総選挙もどうなるのか。これまで当たり前だったことが崩れていくような感じを抱いてしまう。特に北朝鮮情勢は、日本とも大いに関係のある話。無関心ではいられない。ただ、どんなに心配しようとも事態を見守ることしかできないのだが▼国内の鋼材相場は、メーカーの大幅値上げに伴って上げ基調だったが、足元は上げ一服感が生じている。仮需の反動や中国市況の下落などが原因なのだろう。今の相場は単なる調整局面だろうが、先行きが読めない、不安感を募らせるようなニュースが関係者の心に影を落とし、決断を先送りにするような心理状態にしてしまっているのかもしれない▼持続的な成長への期待感が相場を上昇させるし、投資も喚起する。不安定な状態は経済にとって好材料とは言えない。安定した社会は経済をより成長させるはずだが、頻繁に揺らぐ国際情勢を目の当たりにしたとき、「今の状態が、このまま続かないのかな」と感じてしまう。だが、考えても仕方がないこと。結局は、自分のすべきことをちゃんとやっていくしかない。

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