青森県2区分割、3市軸に再編/衆院区割り

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 衆院選挙区画定審議会(区割り審、会長・小早川光郎成蹊大客員教授)は19日、首相官邸で会合を開いた。終了後、小選挙区定数を「0増6減」し「1票の格差」を是正する区割り改定案を安倍晋三首相に勧告した。定数が1減の3となる青森県は、現在の2区が、青森市を中心とする新1区と八戸市などの新2区に分割される。青森市浪岡地区は新1区に編入され市域の分割を解消。現1区の五所川原市と北郡は、弘前市を軸とする現4区に統合し新3区となる。

 改定案では青森県の3選挙区は青森、八戸、弘前の3市を中心に再編し、(1)新1区(2015年国勢調査確定値の日本国民人口41万2599人)=青森市、むつ市、東郡、下北郡、上北郡(野辺地町、横浜町、六ケ所村)(2)新2区(同46万9554人)=八戸市、十和田市、三沢市、三戸郡、上北郡(七戸町、六戸町、東北町、おいらせ町)(3)新3区(同42万2665人)=弘前市、黒石市、五所川原市、つがる市、平川市、西郡、西目屋村、南郡、北郡-とした。

 最少選挙区の鳥取2区との格差は、新1区が1.455倍、新2区が1.656倍、新3区は1.491倍。

 20年見込み人口は、新1区39万2214人、新2区45万2468人、新3区39万8475人。

 改定に伴う青森県の主な変更点は、現在の2区が分割され、むつ・下北地域が新1区に、十和田市、三沢市は新2区に編入される。また、上北郡は野辺地町、横浜町、六ケ所村が新1区に、七戸、六戸、東北、おいらせの4町は新2区に編入され、郡が分断される。五戸町は新2区に編入され、13年の区割り変更以来4年ぶりに、八戸市と同じ選挙区となる。現4区の旧浪岡町が市町村合併前の青森市地区とともに、新1区に。現1区の五所川原市と北郡が新3区となる。

 昨年11月、区割り審に選挙区間の人口均衡などを求める意見を提出した三村申吾知事は「慎重に審議を重ね、改定案を策定したと受け止めている」とした上で「今後、選挙制度の検討を行う際には、地方の声が国政により反映される制度となるよう引き続き議論をお願いしたい」とのコメントを出した。

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