豚舎新設で目指せブランド力向上 新潟南区特産「しろねポーク」

画像しろねポークの生産拡大に向け、豚舎が新設される予定地=新潟市南区

 新潟市南区特産の「しろねポーク」の生産拡大と知名度アップに向け、区や畜産農家などでつくる「畜産クラスター協議会」は、同区西笠巻の養豚団地内に豚舎を新設する。地域で収穫した飼料用米を使ってコストも抑え、供給量増とともに品質向上につなげる狙いだ。

 しろねポークは、県内の一部スーパーなどで販売されるが、さらなる知名度アップが課題だった。このため南区やJA新潟みらい、畜産農家らが2015年度に畜産クラスター協議会を発足し、豚舎新築を計画した。

 今回豚舎を新築するのは、協議会会員で養豚業「キープクリーン」=南区西笠巻=。国の支援事業を活用して母豚舎や分娩舎を新築する。木造平屋建てで延べ床面積は約1200平方メートル。7月末の完成を目指す。JA新潟みらいが地元の農家から飼料米をまとめて購入し、畜産農家に販売する。

 将来は食肉にする豚を飼育する畜舎も建設する予定で、生産頭数は現在の約3千頭から倍増する見込み。

 JA新潟みらいによると、しろねポークは20年ほど前に生産、出荷を始めた。肉質の柔らかさや脂身に甘味があるのが特長だ。ピーク時には11軒の畜産農家が生産し、生産頭数は年間約1万1千頭に上った。

 しかし、豚肉相場の下落や飼料の高騰、後継者不足を背景に廃業が相次ぎ、生産者が徐々に減少。現在は4軒が生産し、年間約6千頭まで落ち込んでいる。

 キープクリーンの小嶋洋朗社長(58)は「地元で採れた米を餌として活用し、しろねポークの生産拡大と知名度を上げ県内外に広く発信していきたい」と話した。

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