四日市 三重銀行が塾開講 次世代経営者を育成

 【四日市】三重銀行(渡辺三憲頭取)と三重銀総研(筒井真代表)は十九日、四日市市西新地の同行本店で地元中小企業の若手経営者が対象の「みえぎん次世代経営者育成塾」を開講した。来年二月までの計八回にわたり、県内と愛知県の経営者二十四人が、経営に必要な実践的知識やスキルを学び、人脈形成にも励む。

 今回が第四期目のスタートで、開講にあたりあいさつした渡辺頭取は「不透明な状況は続くので、体系的に勉強してほしい。横のつながりもつくってほしい」と述べた。その上で、「勉強したことを現場に持ち帰り、個別の案件に対応することで実力が付く。電話一本で連絡を取れる関係も、つくれれば必ず役に立つ」と強調した。

 初回は大阪市に本社を置き、金属バネの製造などを手掛ける東海バネ工業の渡辺良機社長(72)が「経営者としての心構え」と題して講演。

 同社長は、同社は職人の手作りが主体だと紹介し、約四十年前の欧州視察で「本物の顧客満足は安売りでは得られない」「社員満足度が高いから社員は顧客との約束を守る努力をしてくれる」という気付きを得た自らの経験が、同社の高収益体質につながっていると説明した。

 また「『非価格競争領域』に他社が参入しないのはわが社がリスクを取って本気で戦っているため。リスクを取る勇気を持たないとこれからの時代を乗り切っていけない」などと持論を述べ、参加した経営者らは熱心に耳を傾けていた。

 この日は同行役職員も参加の交流会もあった。

画像【渡辺良機社長(中)の講演を聞く経営者ら=四日市市西新地の三重銀行本店で】

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