鳥羽・海の博物館 3芸術家が海女表現 「描く・彫る・撮る」展

 【鳥羽】鳥羽市浦村町大吉の海の博物館は二十二日から、特別展「いま輝く海女を描く・彫る・撮る」を開く。海女漁の技術が三月に国の重要無形民俗文化財指定を受けたのをきっかけに、広く魅力を発信するのが狙い。伊勢志摩で活躍する芸術家三人が海女をテーマに取り上げた銅版画、彫刻、写真作品約九十点を展示する。七月九日まで。

 芸術家は志摩市の銅版画家吉田賢治氏(66)と同市の彫刻家山川芳洋氏(66)、伊勢市の写真家阪本博文氏(64)の三人。吉田氏は命や自然をテーマに海女を表現し、山川氏は木彫りで制作した磯着姿の海女像を通して過酷な自然の中で生きるたくましさや海女の明るさを伝える。阪本氏は海女の暮らしや漁の風景を中心に写した作品を展示する。

 十九日には搬入作業があり、吉田氏と山川氏が同館を訪れた。吉田氏は「生命の起源となった海で、自分の力で糧を取る海女。目に見えない命を海女の姿で伝えたい」と話し、山川氏は「海女は地元にある素晴らしい文化で、たくさんの人に魅力を感じてもらいたい」と語った。

 銅版画と彫刻は特別展示室で、写真はフォトギャラリーで展示。六月十八日午後一時半からは三人によるトークショーが同館で開かれる。トークショーの予約や展示に関する問い合わせは同館=電話0599(32)6006=へ。

画像【銅版画家の吉田さん(右)と彫刻家の山川さん=鳥羽市浦村町の海の博物館で】

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