<同友会>鹿子躍で宮城の魅力アピール

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開幕を祝い、ステージで披露された伝統芸能の鹿子躍

 仙台市の仙台国際センターで20日開幕した「全国経済同友会セミナー」は、地元関係者が全国から訪れた経済人らを歓迎した。東日本大震災からの復興に対する支援に感謝しつつ、宮城県の魅力もPRした。

 オープニングには、宮城県南三陸町戸倉水戸辺地区の民俗芸能「行山流水戸辺鹿子躍(ししおどり)」と一関市の「一関舞川鹿子躍」の2団体が登場。鹿を模した装束をまとい、藩制時代から300年間受け継がれる勇壮な舞を披露した。背景には、震災直後の壊滅した被災地が復興に向かっていく映像が映し出された。

 水戸辺地区は津波で家々が流される中、鹿子頭や太鼓が奇跡的に見つかった。保存会は舞に犠牲者の供養や復興の思いを込める。

 保存会長の村岡賢一さん(66)は「支援のおかげで着実に復興する地域を、多くの人に見に来てもらいたい」と期待を込めた。

 京都経済同友会代表幹事の増田寿幸・京都信用金庫理事長(65)は「迫力があり、東北の力強さや粘り強さを見た。再生のメッセージを受け取った」と感じ入った様子だった。

 夜の懇親パーティーでは宮城県産の魚介類や日本酒が振る舞われた。気仙沼市が水揚げ日本一を誇るメカジキの解体ショーや仙台すずめ踊りも披露され、盛んな拍手が送られた。

 会場には、熊本地震で被災した熊本県内の実業系の高校に支援を呼び掛けるコーナーも設けられた。

 熊本経済同友会代表幹事の本松賢・テレビ熊本会長(68)は「東日本大震災でできた復興政策のおかげで熊本の企業は助けられている。宮城も熊本も、地域に魅力は多い。これからも手を携え、2歩、3歩先の地域活性化に取り組んでいきたい」と語った。

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