被災地の現状知って JTB九州が復興ツアー体験会

画像崩落した阿蘇大橋を見ながら、当時の状況を語る佐野徳正さん=20日、南阿蘇村

 JTB九州(福岡市)は20日、県内の宿泊や観光施設の関係者を対象に、熊本地震の被災地を見学するツアーの体験会を開いた。

 体験したのは、同社が自治体や企業、学校などの団体(10人以上)向けに1日から販売を始めた「震災復興ツーリズム着地型商品」。熊本城、益城町、南阿蘇村など六つのプログラムがあり、参加者は被災現場を見学するほか、当時の体験談を聞くこともできる。時間は2~4時間で、昼食代を含む料金は約2500~5000円。

 この日は、観光関係者ら約20人が参加。午前中の西原村プログラムでは、当時、同村役場に勤め、現在は村議会議員の堀田直孝さん(55)から、避難生活の体験談を聞いた。

 午後は南阿蘇村プログラムを体験。東海大阿蘇キャンパス近くに住む佐野徳正さん(74)と共に、被害の大きかった阿蘇大橋などを回り、被害の状況を聞いた。参加した小国町でホテルを経営する河津豊四郎さん(59)は「このプログラムをきっかけに、阿蘇への観光客が増えることを期待したい」と述べた。

 同社熊本支店の石原彰人支店長は「既に全国から14団体581人の申し込みがある。被災地の現状を知ってもらい、熊本の復興につなげたい」と話した。(長濱星悟)

あなたにおすすめ