【J2熊本】熊本と東北つなぐ存在に 宮城県出身のFW齋藤恵太

画像ミニゲームでMF村上巧(右)と競り合うFW齋藤恵太=大津町

 熊本地震復興支援マッチとなった16日の松本戦で途中出場したFW齋藤恵太は宮城県出身。東日本大震災でも被災し、熊本地震も体験した23歳は「ピッチ上でもっと活躍して、熊本と東北をつなげるような存在になりたい」と気持ちを新たにした。

 松本戦には約1万4千人が来場し、会場は真っ赤に染まった。「あんな大歓声の中、プレーしたことはほとんどなかったので、すごいパワーをもらった。こぼれ球を拾いにいく勢いを、選手みんなが最後まで持続できた」と振り返る。

 ただ、自身のパフォーマンスについては「最低限の仕事はできた」としながらも「ポジション取りや、相手との距離感など学ぶことは山積み」と課題を挙げる。今季は10ゴール以上を目標に掲げているが、まだ1得点。「自分の特徴であるDFの背後への抜けだしや、カウンターからのゴールをファンに見せたい」と意気込む。

 6年前の東日本大震災は仙台大への入学直前に体験した。全壊した実家近くは更地が多くて復興したと言える状況ではないが、昨年12月、近所に駅が完成し、電車も通り始めた。「熊本地震では(前所属の)J3福島のサポーターや友人もボランティアに来てくれた。被災地同士だからこそ分かり合えることも多い。自分がその接点になれたらいい」と熱っぽく語った。(樋口琢郎)

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