丹羽鋼業、物流拠点にバンドソー増設

平鋼の切断加工品を安定供給

中部地区有力鋼材特約店の丹羽鋼業(本社・名古屋市中川区、社長・丹羽昭夫氏)は平鋼の切断加工品の安定供給体制を強化するため、このほど同社の物流拠点「茶屋加工センター」(センター長・伊藤元久四日市支店長兼務)に、約2500万円(付帯設備も含む)を投じて新型高精度切断機(バンドソー)2基を増設。本格稼働に入った。また、同社の配送部門で子会社の海津運輸(本社・名古屋市港区、今本英太郎氏)は昨夏より、配送トラックを3台(15トンウィング車1台、4~8トン車2台)増車した。さらに今夏には4トントラックを1台追加する。迅速に加工、即納できる供給力の上方弾力性を確保し、競争力を引き上げる。

画像導入した高精度切断機

 同社は、1946年(昭21)創業の老舗特約店。平鋼をはじめとする一般鋼材や特殊鋼、外部委託による加工品などを、国内大手産業機械関連メーカーらに月間5千~6千トン販売する。特に平鋼の取り扱いは、中部地区随一の品種ラインアップを誇る。営業在庫拠点に四日市支店(三重県四日市市)および砂美倉庫(名古屋市港区)を擁する。

 設備増設前は茶屋加工センターおよび四日市支店において、バンドソー7基体制で平鋼の切断加工を手掛けていた。加工品の販売伸長に伴い同社の加工アイテム数は2万点に上るなど、小ロット・多品種化および既存アイテムのリピート受注の多頻度化が進んでいたため、バンドソーの増設でQCD対応力を向上させる。

 増設したバンドソーはアマダ製の「HFA300」および「PCSAW430」。HFA300は、切断方法、切断本数などを自由設定できるNCプログラム機能を有する。また、PCSAW430は高剛性フレームの採用により、同社の既存設備と比較して約2倍の切断スピードを実現。生産性の大幅な向上が期待できる。

 同社では今回の投資を機に、各加工拠点のレイアウトの変更を視野に入れており、納期管理をはじめとするユーザーニーズへの対応力を一層高める。

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