文科大臣「創意工夫功労者賞」、大阪製鉄3年連続受賞

恩加島工場技術者3人、「ミルモータ監視装置」考案で

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大阪製鉄・大阪事業所恩加島工場の3人の現場技術者が「圧延ミルモータ監視装置の考案」で文部科学大臣から「創意工夫功労者賞」を受賞。20日、大阪府庁で行われた表彰伝達式で、同工場整備課の井上聖司班長、清水正幸班長、上野竜斗班員の3人に表彰状が贈られた。

受賞した大阪製鉄恩加島の技術者(右から上野、井上、清水の各氏)

 1952年から64年間稼働し続けている圧延モータの故障を未然に防止するため、モータおよび周辺機器の要監視箇所への各種センサー設置と、監視情報の画面監視化などソフトウェアおよび画面の設計・開発を自作した。

 同装置の設置で、軸受メタルの焼き付きや軸受不良によるモータ故障などを未然防止するとともに、温度監視情報を利用してポンプ・ファン・エアコンの温度調整を自動制御して年間2100キロワット時の電力削減も図った。

 内田純司社長は「恩加島工場の社員3名が栄えある文部科学大臣創意工夫功労者賞を受賞したことを心から喜び誇りに思う。当社は3年連続で受賞し恩加島は初受賞。恩加島工場は当社オンリーワン商品の高級エレベータガイドレールを生産しており、東京スカイツリーやあべのハルカスのエレベータにも使用されている。その圧延用ミルモータは60年以上稼働している独特の設備でメンテナンス修理には固有のノウハウが必要。今回の運転監視装置はそのノウハウを自社制作で自動化し、かつ省エネ機能を付与した画期的なもの。『現場・現物で創意工夫』。この大鉄スピリットを今後も社員全員で継承していきたい」と述べた。

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