コボパ宮城で水素蓄電 県が設備整備へ

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 宮城県が太陽光発電を利用した自立型の水素蓄電設備を仙台市宮城野区のKoboパーク宮城(コボパ宮城)の敷地内に整備することが20日、分かった。11月に着工し、来年3月に完成する予定。水素で発電し、球団FM放送や災害時の非常用電源などに活用する。

 設備は、太陽光パネルで発電した電気で水を分解して水素を製造、タンクに貯蔵する仕組み。必要な時に水素で発電し、球団のFM放送や新たに設置する電光掲示板の電源に充てる。最大出力は24キロワット。

 災害時には非常用電源として、FM放送での災害情報発信や避難者の携帯電話の充電、発光ダイオード(LED)照明として利用できる。蓄電設備による温水の供給も可能で、トイレなどで使用する。

 総事業費は2億円を見込み、経済産業省の補助事業に採択された。県は球団のFM放送や電光掲示板での情報発信を通し、水素エネルギーの普及啓発を進める方針。関連経費を盛り込んだ17年度一般会計補正予算案を県議会6月定例会に提出する。

 県は水素エネルギー関連事業を東日本大震災からの復興に向けた重点施策に位置付けている。3月には燃料電池車(FCV)に水素を充填(じゅうてん)する東北初の商用水素ステーションを宮城野区に開設した。

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