日本三大美林のヒバ林復元に着手 下北、津軽半島で森林管理局

 東北森林管理局(秋田市)は20日、2017年度の管内主要取り組みを公表した。青森県内では「ヒバ林復元プロジェクト」を実施。下北、津軽両半島に設定した復元推進エリア計14万6361ヘクタールのうち、一部地域で復元に向けた作業に着手する。

 青森の天然ヒバは日本三大美林の一つ。1965年ごろから伐採が進み、約20年で資源量が減少した。同事業では、自然発生しているヒバの稚樹を活用し、希少性と景観保護の観点からヒバ林の復元を進める。

 同管理局によると、17年度は県内28・62ヘクタールで試験的に復元作業を始める。県南では、むつ市大畑町の4・65ヘクタールを復元地域に設定。スギやカラマツなどの人工林を伐採して生育環境を整えたり、ヒバの稚樹がない箇所にコンテナ苗を植栽したりする。

 併せて生育状況や成長阻害要因、伐採による影響などを調査して復元手法を検証。プロジェクト推進に当たって、県内の自治体や林業関係団体、ボランティア団体などを構成員とした協議会を7月ごろに発足させ、連携方策も検討する。

 同日の記者会見で同管理局は「復元推進エリアを大きく設定している。長期的なプロジェクトになるだろう」と話した。

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