小水力発電2施設が稼働 

揖斐川町

 岐阜県揖斐郡揖斐川町で初となる小水力発電施設「下辻南清流発電所」(同町小津)と、「諸家清流発電所」(同町坂内坂本)が20日、稼働を開始した。発電した電力は全て売電し、その収益は土地改良施設の維持管理のほか、振興事務所や公民館などの地域振興施設の電気代に充てられる。県によると、売電収益を農業関連以外の施設に活用できる発電所は全国的に珍しいという。

 両発電所は、県が2014年度から地元の農業用水を活用して整備を進め、県内では4番目の完成。県から譲渡を受けた町が管理、運営を行う。

 下辻南清流発電所は最大出力64キロワット、年間発電量は33・5万キロワット時で一般家庭90世帯分の年間使用電力量に相当する。総事業費は2億9500万円。諸家清流発電所は最大出力190キロワット、年間発電量は71・6万キロワット時で一般家庭200世帯分の年間使用電力量に相当する。総事業費は4億900万円。

 通電式が下辻南清流発電所で開かれ、関係者ら約50人が出席。富田和弘町長、熊崎政之県農政部長らが一斉にスイッチを押し、発電所を稼働させた。富田町長は「地域発展のためにも積極的に活用していきたい」とあいさつ。式典後、出席者は施設内を見学し、発電の仕組みなどについて説明を受けた。

画像発電を開始した下辻南清流発電所内を見学する地元関係者ら=揖斐郡揖斐川町小津

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