春季高校野球、22日開幕

関東切符懸け30校熱戦 作新は文星付と初戦で対決

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勝負強いバッティングで打線をけん引する白鴎足利の秋(右)、抜群の制球力を誇る作新のエース大関

 第70回春季県高校野球大会兼第69回春季関東地区大会県予選は22日、清原球場ほかで開幕する。地区予選を勝ち抜いた30校が5月4日までの延べ6日間、関東大会(5月20~24日・茨城)への切符と夏の県大会シード権を懸けて熱戦を繰り広げる。今春のセンバツに出場した作新が中心になりそうだが、前回覇者の文星付や同準優勝の青藍泰斗など強豪と同じブロックに入り、波乱も予想される。ブロック別に大会を展望した。

 Aブロックは白鴎足利が頭一つリード。1年夏から活躍する秋智也(あきともや)や、益子太壱(ましこたいち)らが軸となる打線には迫力がある。エースナンバーを背負う北浦竜次(きたうらりゅうじ)をはじめ投手層も厚く、投打にバランスが取れている。

 昨秋の県大会準優勝の石橋も侮れない。初めて臨んだ関東の舞台でも、千葉の強豪・東海大市原望洋を相手に健闘した。右腕・竹内海斗(たけうちかいと)は健在なだけに、課題の打力がどこまで向上しているかに注目したい。

 シード宇短大付も面白い。エース福田翔(ふくだかける)は187センチの長身から投げ下ろす力のある速球が魅力。昨秋の県大会は1年生ながら投打に躍動し、チーム初の8強入りに貢献した。福田を中心とした戦いぶりに期待が掛かる。

 シード宇都宮のほか足工大付、栃木、大田原、小山、宇商なども力があり、虎視眈々(たんたん)と上位進出を伺っている。

 Bブロックは総合力で作新が抜けている。昨秋の関東大会で3試合を一人で投げ抜き、38年ぶりの優勝に導いた主戦・大関秀太郎(おおぜきしゅうたろう)、リードオフマン鈴木萌斗(すずきもえと)ら主力メンバーがセンバツを糧に飛躍を誓う。夏を見据え、投手陣の底上げを図りたいところ。

 前回覇者の文星付は秋は3回戦で敗退し、冬場は守備の強化に取り組んできた。作新との初戦は1回戦屈指の好カード。夏に向けて避けては通れないライバルであり、今回は試金石となる。

 青藍泰斗は最速148キロの右腕・石川翔(いしかわしょう)の出来が鍵を握りそう。昨秋の県大会準決勝では、作新を相手に好投しただけに、ひと冬越してさらに成長した姿を見せたい。

 シード真岡は昨秋1回戦で下した那須清峰と再び初戦で対戦。雪辱に燃える相手を退け、勢いに乗れるか。

 元プロ野球阪神投手の麦倉洋一(むぎくらよういち)新監督率いる佐野日大は、昨秋8強の国学栃木を地区予選で破ったシード足利と対戦。好左腕を擁する足利をどう攻略するか、その采配にも注目が集まる。

 ノーシードながら矢板中央、栃工、宇工などの奮起にも期待したい。

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