<ほっとタイム>悩める心解きほぐす

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サポーター仲間と打ち合わせをする鈴木さん(左)

◎生徒にののしられても…

 宮城県警スクールサポーターとして、富谷市の元教員鈴木和子さん(62)が子どもの非行防止に取り組んで9年目に入った。元警察官中心のメンバー14人のうち、唯一の女性だ。

 活動の場は主に中学校。非行や問題行動を起こす生徒は大人への不信感や反発心が強いため、生徒自ら心の内を明かすことができる関係づくりに心を配る。

 学校を訪問する際は、生徒の話題を見つけるため、掲示物を欠かさずチェック。教員と情報を共有し、話し方や行動の変化に注目する。生徒に「気づき」を伝えれば「見守ってくれる大人がいる」と安心感が生まれ、重い口が開くという。

 「くそばばあ」とののしられたら、「『きれいな』って付けなさい」と笑顔で返す。「きれいなくそばばあ…?」。「子どもたちは想定外に出合うとたじろぐんです」と笑う。その後、生徒は同じ発言をしなくなるという。

 「なぜ反発するのか本人にも分からないのが思春期。『あなたのことが好き』という気持ちで働き掛け続けたい」。今日も思春期まっただ中の生徒たちと向き合う。(報道部・千葉淳一)

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