河北抄(4/22):「心よりお詫(わ)び申し上げます」「すべ…

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 「心よりお詫(わ)び申し上げます」「すべて私の不徳の致すところ」「そのような事実は一切ございません」。聞き飽きた文句だが、今回の謝罪、釈明の主は中川俊直自民党衆院議員。醜聞を週刊誌に暴かれ、政務官辞職に続いて昨日、離党届提出となった▼もっとも、本人が記者団に語ったのでなく、自らのフェイスブック(会員制交流サイト)にこのほど2度載せた文の一部。ほとんど公に姿を見せないまま一方的に発信した▼森友学園問題で元理事長の証人喚問があった後、野党から同様の国会証言を求められた首相夫人安倍昭恵さん。自身のフェイスブックで「事実と異なります」「お聞きしていません」「関与しておりません」と反論し、後はだんまり▼フェイスブックでは自分が好きな話題を投稿し、興味ある人が感想を書き、友達関係になれる。活動報告などを書く国会議員は500人以上おり、数万人の読み手を持つ人もいる。応援者との私的交流広場だ。厳しい質問を浴びる会見と違い安全で擁護者も多い▼「(相手は)何でも反対、無責任な公約」「詐欺行為にも等しい沖縄特有の戦術」。沖縄県の市長選では、与党幹部がフェイスブックに載せた応援報告が批判を呼んだ。公私や責任・無責任の境を曖昧にした政治側の利用には要注意。(2017.4.22)

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