バルサ通算500ゴールの金字塔を打ち立てた「歴史上最高」のメッシがクラシコで見せた“違い”

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 [リーガ・エスパニョーラ33節]レアル・マドリー 2-3 バルセロナ/4月23日(日)/サンチャゴ・ベルナベウ
 
 公式戦通算234回目のエル・クラシコは、打ち合いの末にバルサが勝利を収めた。
 
 この試合で燦然と輝きを放ったのは、決勝ゴールを含む2ゴールを決めたリオネル・メッシだった。
 
 序盤から攻撃の組み立てに積極的に参加して、相手の守備網打開の糸口を探っていたメッシは、20分に相手SBのマルセロから肘打ちを受ける。故意ではなかったものの、これで口を切ったメッシは出血。一度ピッチを出る羽目になった。
 
 しかし、この接触プレーの数分後、止血をしながら再びピッチに戻ったメッシの目の色は変わり、より直接的にゴールへと向かうプレーを披露するようになった。
 
 すると、27分に先制を許した後の33分には、ラキティッチからのパスを受けて、個人技でペナルティーエリア内に侵入すると、相手DFのカルバハルを翻弄。そして冷静に左足で流し込んだ。
 
 この日のアルゼンチン代表FWのキレが別格の存在であったことは言うまでもない。77分には焦った相手CBのセルヒオ・ラモスが無理にタックルを見舞った末に退場処分を受けたほどであった。
 
 そして、試合を締めくくったのもメッシだった。85分にハメス・ロドリゲスが決めて同点とされ、万事休すかと思われた92分。ジョルディ・アルバからのクロスを左足で沈めたのだ。
 
 自らの左足で、劇的ドラマの主役となったメッシには、今シーズン限りでの退任が決まっており、ひとまず、これがリーガ・エスパニョーラでの最後のクラシコとなった指揮官のルイス・エンリケも試合後に賛辞を贈っている。
 
「メッシは歴史上最高の選手だ。彼はいつも信じられないほどに決定的なことをする。彼が我々のうちの一人であることは全てのクレ(バルサ・ファン)にとって大きな喜びだ」
 
 指揮官から称賛を浴びたメッシは、これがバルサ公式戦通算500ゴール目。2004年にトップチームデビューを果たして以来、577試合目で金字塔を打ち立てた。
 
 その活躍ぶりには、スペイン各紙も手放しで称えている。
 
 バルサ贔屓で有名な『ムンド・デポルティーボ』紙は、「唯一無二。実は2014年以来となるクラシコでのゴールだったが、それ以上のものがあった。バルサの決定的な場面を創出した」と寸評を記した。
 
 さらにR・マドリー贔屓で知られる『マルカ』紙も、「最後の瞬間を含む2ゴールで、試合を引き戻したメッシはカタルーニャ人のヒーローであり続けた」と綴った。
 
 相手エースのクリスチアーノ・ロナウドが不発に終わるなか、圧倒的な存在感と決定力でサンチャゴ・ベルナベウの観衆を静まり返らせたメッシ。そのパフォーマンスには唸らされるばかりであった。

【クラシコPHOTO】メッシが2ゴール!バルサが逆転でマドリー撃破!

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