「笛で音楽旅行」 5月3日、川崎で演奏会

 古楽器のコレクター・研究家としても有名なフルート奏者の有田正広さんがそのコレクションのフルートを使って演奏とトークを披露するコンサートが5月3日午後6時半から、小田急線新百合ケ丘駅近くの昭和音大ユリホール(川崎市麻生区)で開かれる。川崎・しんゆり芸術祭2017の一環。

 昭和音大教授も務める有田さんは、ブルージュ国際音楽コンクールなどで数々の受賞歴を持ち、ルネサンスからバロック、古典、現代まで、その時代のフルートを使って演奏するプログラムには定評がある。

 今回は「神話の時代から20世紀までの時の流れを笛で音楽旅行します」(有田さん)と、1600年ごろや1730年ごろのフルートなどを使用。バッハ「フルート・ソナタ・ホ短調」、ドビュッシー「パンの笛、またはシランクス」などを演奏する。妻でチェンバロ奏者の有田千代子さんが古い鍵盤楽器を使う。

 全席指定で一般3500円、25歳以下1500円。問い合わせは、同芸術祭実行委員会事務局電話044(952)5024。

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