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熊本市内道路、150カ所空洞か

陥没の危険性も

 熊本市は28日、市内の国・県・市道の地下約150カ所に空洞が発生している可能性があると発表した。うち17カ所では実際に空洞を確認し、緊急性が高い1カ所は27日夜、埋め戻し工事をした。人的、物的な被害は確認されていない。空洞化の原因は不明で、市は調査を急いでいる。

 市道路整備課によると、熊本地震後の道路異常を確認する1月末からの調査で判明。地震被害が大きかった市東部や南部を中心とした路線計約440キロにわたり、路面に電波を飛ばしてノイズを調べる方法で調査した。

 分析では、150カ所中90カ所は深さが10センチ以上あるとみられ、市は、より詳しい2次調査を実施。26日までに調べを終えた17カ所全てで、数メートル幅で深さ約10センチ~1メートルの空洞を確認した。

 このうち、中央区新屋敷1丁目の県道瀬田熊本線では、路面下20センチの位置にあった空洞(長さ5・1メートル、幅2メートル、深さ1メートル)を、27日夜、土で埋め戻した。同課は「空洞が大きく、周辺は交通量も多い。陥没の危険もあり、早急な対策が必要だった」としている。

 空洞が確認されている他の16カ所について市は、「精査中」として公表していない。今後、確認されている空洞を順次埋め戻すほか、可能性がある残り全ての場所を2次調査し、確認作業を進める方針。

 市民からの情報提供も募っている。同課TEL096(328)2484。(馬場正広)

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