いじめ、不登校考える 市民参加型会議 5月4日に

 いじめの被害者と加害者、不登校の子どもの気持ちに寄り添いながら、地域の大人たちはどう支えていけるか−。そんな視点に立ち、いじめや不登校について考える市民参加型会議が5月4日、横須賀市本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれる。官民の関係者が集い、地域での支援の在り方を模索する。

 三浦半島の4市1町(横須賀、鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)で子ども支援の活動をしている市民グループなどでつくる実行委員会の主催。

 4市1町の首長や教育長、市民グループなどが登壇。「いじめをなくすためには、いじめてしまう子の気持ちにこそ向き合う必要がある」「不登校の子のペースで過ごせるよう地域に居場所をつくるにはどうすればいいか」といったテーマで話し合う。

 不登校や引きこもり当事者を支援している元中学校教諭の滝田衛さん(65)の教え子で、お笑いトリオ「ネプチューン」の堀内健さんがゲストで参加。不登校の経験者らと笑いを交えながら語り合う。

 実行委メンバーでもある滝田さんは「いじめや不登校には大人社会の問題が反映している。地域に住む大人としてできることを考える場にしたい」と来場を呼び掛けている。

 午後2時から同4時半まで。定員500人(先着順)で入場無料。問い合わせは滝田さん電話090(7212)4055。

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