三浦一族知ろう、講座や史跡見学開催 5月28日

 鎌倉時代から室町時代にかけて栄えた三浦一族について知ってもらおうと、神奈川県三浦市・油壺地区で28日、講座や史跡見学などが行われる。同日開かれる「道寸祭り」に合わせた企画で、みうら観光ボランティアガイド協会の主催。

 三浦氏は中世に三浦半島を拠点とし、昨年が最後の当主三浦道寸の没後500年とされた。現在の東京大学三崎臨海実験所(同市三崎町小網代)などがある場所に、一族が最後のとりでとして守った新井城があったとされる。

 講座は午前9時半から油壺会館(同)で開催され、一族の歴史などを紹介。その後、城跡や近くの荒井浜海岸で開かれる道寸祭りなどを見学する。祭りでは一族のお家芸として伝えられる「笠懸(かさがけ)」が披露される。

 住所・氏名・電話番号を明記して、27日までに市観光協会にはがき(〒238−0101、三浦市南下浦町上宮田1450の4)かファクス(046・888・5914)で申し込む。

 雨天実施。参加費500円。定員50人で先着順。問い合わせは、同ガイド協会事務局電話046(874)2768。

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