火災防止へ感震ブレーカー 明石高専生と連携し設置

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「感震ブレーカーを設置する世帯がもっと増えてほしい」と話す(左から)村勇さん、樹下さん、竹谷さん=明石市二見町東二見

 兵庫県明石市二見町東二見の5地区で、障害者ら要支援者や独居高齢者宅を中心に、地震を感知して自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」の設置が進んでいる。この地域は古くからの木造家屋が密集する地域で、地震後の火災発生を食い止めるのが目的だ。(片岡達美)

 東之町、西之町、北之町、中之町、地蔵町の5地区。各自治会や東二見漁協などと、明石高専(魚住町西岡)の学生有志でつくる防災組織「D-PRO135。」がタッグを組んだ。設置したのは、おもり玉が落下してブレーカーを落とす簡易型の感震ブレーカーで、取り組みを知った東京のメーカーから無償で提供を受け、2017年度中に西之町の計10軒に設置を予定している。今後は県の助成制度を利用し、順次、他の4地区での設置も進めていきたいという。

 このほど、初めてのブレーカーを同高専の学生らが出向いて西之町の村勇忠さん(85)宅に取り付けた。「このあたりは古くからの漁師町で、家屋が密集し、道幅も狭い」と村勇さん。地震とその後の津波発生を想定した避難訓練は行ったが、「火事は各世帯で火を出さないように策を講じるしかない」と強調する。

 設置に立ち会った同高専3年の竹谷夏葵さん(17)と樹下晴香さん(17)は「ブレーカーのことは授業で習って知っていたが、その必要性を実感できた」といい、「地域を挙げて意識を高め、備える手助けをしていきたい」と話している。

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