『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』西原理恵子・高須克弥著 清濁併せのむって男前

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 某女優の某出家報道があった際、ネットで話題になっていた西原理恵子のマンガ。それを見てあー、久々に読みたいなぁと購入してみたのですが。

 ま……マンガじゃなーーーーい!ズコー、ですよ。

 「熟年バカップル」の日々を赤裸々に描いた『ダーリンは71歳』。本書はそのスピンオフとして書かれた、高須院長によるエッセーなんだとか。「尿漏れ」「ツイ廃老人」「やわらかメンマ」(あんまりだ…!)などなど、これまで散々な言われようだった高須院長が、反撃に出たのが本書なんだそう。

 西原への苦情から始まり、彼女の仕事、才能への賞賛。そして自身の半生を振り返ってもいる。

 脱税で捕まったときのこと、西原と出会ったときのこと、Twitterを通じて知り合った人達のこと、そして世間を賑わせた、サッカーナイジェリア代表と、大阪大学相撲部への寄付のこと……。

 一見すると荒唐無稽とも取れる高須の言動だが、読み進めるにつれ彼のポリシーが浮き彫りになっていく。

「みんなにとって悪いヤツが、僕にとっても悪い人とは限らない」「クズ牌にこそ、勝機が潜んでいる」「この世で起こったことは、全部この世で解決できる」……。清濁併せのむその生き様が格好良すぎてたまらない。これからは好みの男性を尋ねられたらハマちゃん(『釣りバカ日誌』)、土井善晴に続き高須克弥も挙げたいと思います。はー、いいなー西原理恵子。私もこんなステキな人見つけたいっす!!

(小学館 1000円+税)アリー・マントワネット

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