〔熱中症〕5月8日から14日の7日間で462人搬送、山口県で1人死亡

総務省消防庁は16日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
5月8日から14日の7日間における全国の救急搬送者数は462人で、前週に比べて40人増加し、前年同期と比べて26人増加しました。
傷病の程度別では、山口県で1人の死亡が確認されています。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は6人でした。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が223人で、全体の48.3%を占めています。
発生場所別では、住居が115人と最も多く、全体の24.9%を占めています。
また、都道府県別では、埼玉県が51人と全国で最も多く、次いで東京都が35人、広島県が25人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2017/5/8~15・速報値)
・救急搬送者数:462人
※前週比40人増、前年同期比26人増

<日別>
・5/8(月):92人
・5/9(火):26人
・5/10(水):18人
・5/11(木):109人
・5/12(金):93人
・5/13(土):19人
・5/14(日):105人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :1人
・重症 :6人
・中等症:139人
・軽症 :313人
・その他:3人

<年齢別>
・18歳未満:103人
・18~65歳:136人
・65歳以上:223人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):115人
・工事現場や工場などの仕事場:39人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):17人
・教育機関:62人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):33人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):76人
・道路:76人
・その他:44人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・埼玉県:51人
・東京都:35人
・広島県:25人
・大阪府:24人
・兵庫県:22人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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