コルトーのサイン公開 仏の世界的ピアニスト 平野資料館

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コルトーが別府市を訪れた際に残したサインを示す平野館長=別府市
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コルトーが1952年に別府市を訪れた際に残したサイン。「大歓迎のおもてなしに感謝します」とのメッセージを添えている

 別府市元町の平野資料館(平野芳弘館長)は、フランスの世界的ピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877~1962)が同市を訪れた際に残したサインを特別公開している。開催中(26日まで)の第19回別府アルゲリッチ音楽祭に合わせ、コルトーと別府の関わりについて知ってもらうのが目的。入場無料。

 コルトーは市公会堂の「ピアノ開き」の公演を市から依頼され、52年に別府を訪問。外国人宿泊者が多かった別府亀の井ホテルに泊まり、サイン帳にフランス語で記入した。「大歓迎のおもてなしに感謝します」とのメッセージを添えている。コルトーが弾いたピアノは今も市公会堂に保存されている。

 サイン帳は縦35センチ、横45センチ、厚さが5センチほどで、名前とホテルを訪れた西暦などが記されている。コルトーの他に、元首相の池田勇人、俳人の高浜虚子、口演童話家の久留島武彦らのサインも残っている。別府の歴史や文化に関する資料を集めている平野館長が数年前にホテルから譲り受けた。

 平野館長は「アルゲリッチ以前にも世界的に有名なピアニストが別府を訪れていた。その歴史が今の音楽祭へとつながっていると思う。貴重な資料をぜひ見に来てほしい」と話している。

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