<ベガルタ>MF中野復帰間近 2月に大けが

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左膝内側靱帯損傷から練習に復帰した中野=18日、仙台市の紫山サッカー場

 2月のキャンプで大けがを負ったJ1仙台のMF中野が、練習場に戻ってきた。「自分の特長、プレーを多くの人に見てほしい」。着実に近づく仙台でのデビュー戦に向けて、声を張り上げながら動き回る。

 今季J1川崎から期限付きで移籍した。「もう後がないと思え。この1年が勝負だぞ」。父正市さんの言葉を胸に取り組んだキャンプの終盤に、左膝内側靱帯(じんたい)を損傷した。リーグ戦の開幕先発が濃厚だったが、一瞬で消えた。

 「自分が出た時に何ができるか。もどかしかったが、そう考えながら過ごした」。つらいリハビリ生活を言葉少なに振り返る。

 実戦復帰した今月15日の練習試合、作新学院大戦(30分2回)は「攻撃もできず、守備も1対1で負けた。全然だめだった」と苦々しく振り返る。渡辺監督に「お前、いたっけ? 試合から消えてるぞ」と叱咤(しった)された。

 だが、18日の紅白戦は目の色が変わっていた。自陣深くでボールを奪うと、すぐに敵陣に向かう。豊富な運動量が求められる右ウイングバックを的確に務め、持ち味の素早いドリブル、正確なクロスも見せた。渡辺監督は「日に日に良くなっている」と、納得の表情を浮かべる。

 20日のリーグ戦横浜M戦でベンチ入りする可能性が高い。「(ドリブルで守備を崩す)自分のプレースタイルは、仙台にないタイプ。試合に出たらやるだけ」。汗をしたたらせ、充実した表情で力強く語った。(狭間優作)

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