大麦使い玖珠に元気 大分大のプロジェクト実践

画像授業の一環で玖珠町民から現地の説明を受ける大分大学生=2016年11月

 大分大学の学生が授業で提案した玖珠町の活性化プロジェクトが本年度から、現場で実践する段階に入った。文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の一環。大麦で生産・加工・販売をする「6次産業化」の事業を展開し、地域の産業振興や雇用創出を目指す。地元の生産者や飲食店、玖珠美山高校や別府大学、行政も参画して、地域ぐるみで進める地方創生を目指す。

 大分大学は2016年度、地域の課題解決策を学生が考える「地域ブランディング」の授業を実施した。みそや焼酎といった県産品のベースとなる大麦の魅力に学生が着目。「大麦の商品化による過疎地域の創生」を提案した。アイスクリームなど加工食品の開発を進める中で、大麦の生産拡大と加工・製造拠点の育成、販売促進や観光振興、教育に結び付ける―といった内容だった。

 今月中にも玖珠町で大麦の収穫が始まる。学生は地元生産者の協力を得て、加工用の原料麦を確保。商品を開発する過程で、他大学に所属する食や栄養の専門家・学生が協力する。販売は地元の飲食店などが担う。関係者でつくる研究会を4月に設立している。

 大分大学の授業は16年度、大分市や日田市など複数の自治体の課題解決を議論した。COC+の事業は、卒業生の県内就職率の向上や、地域の雇用創出を目標に掲げる。

 事業を推進する機構の梶原敏明統括コーディネーターは「多くの住民を巻き込みながら取り組みを進める中で、新たなアイデアや動きも出てくるはず。大学生が地域の魅力を掘り起こし、地域とともに成長する形を目指す」とする。

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