「天のつぶ」伸び率全国一 28年産米相対価格

 平成28年産米の県オリジナル品種「天のつぶ」の年産平均(4月末現在)の相対取引価格は60キロ当たり1万3008円で前年比124%となり、全国の銘柄で最も伸び率が大きいことが農林水産省の調べで分かった。県は業務用の需要の高まりが背景にあると分析している。

 県によると、27年産平均の1万530円より2478円上昇し、農水省が相対取引価格を公表している全国の116銘柄で前年からの上昇率が最も大きかった。28年産の116銘柄の平均価格は前年比108%の1万4284円。

 飼料用米の増産に伴い、主食用米の需給は従前と比べてバランスが取れた状態にある。天のつぶの価格の上昇について、県は安価の割に食味が良く、飲食店など業務用としての需要が高まったのが要因とみている。

 県によると、県産米の価格は東京電力福島第一原発事故後に低迷が続いている。22年産の県産米は全国平均より204円安かった。23年産はさらに差が拡大し773円安くなり、それ以降、事故前の水準に戻っていない。

 天のつぶ以外の県産米の28年産平均は、中通り産コシヒカリが前年比113%の1万3668円、会津産コシヒカリが前年比106%の1万4213円、浜通り産コシヒカリが前年比120%の1万3372円、ひとめぼれが前年比116%の1万2931円だった。

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