「復幸レストラン」生まれ変わる

国府町の交流の場に

 東日本大震災で被災し宮城県女川町から高山市へ避難してきたシェフ末永賢治さん(61)が同市国府町で始め今年3月に閉店した「復幸レストラン女川すえひろ」が18日、「ありがとうの広場すえひろ」として生まれ変わった。主に防災、減災の重要性を伝える地域交流拠点として活用していく。オープン初日は、末永さんによる防災関連の料理教室があり、市民らが災害時に役立つ料理の作り方などを学んだ。

 交流拠点は、同市国府町金桶の農産物直売所「飛騨国府特選館あじか」内にある。家族の都合などで店を閉じた末永さんが、高山市で多くの人に支えられたことに感謝し少しずつ恩返ししていこうと、リニューアルオープンさせた。コミュニティースペースやキッズコーナー、授乳室のほか、コーヒーマシンも設置し、住民が気軽に立ち寄れる場所にした。

 この日は、市民らが訪れ、ポリ袋にホットケーキミックスなどを入れて作る蒸しパンなど災害時に役立つ調理法を学んだほか、チラシを使った紙食器作りも体験した。末永さんは「災害時は、食べ物の確保が課題となる。これをきっかけに備蓄の重要性を知ってほしい」と呼び掛けた。

 荒井英明さん(57)=同市西之一色町=は「こういう調理法があるのは初めて知った。家でも一度試したい」と話した。

画像災害時に役立つ調理法を紹介する末永賢治さん(右)=高山市国府町金桶、ありがとうの広場すえひろ

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