県、農業所得増へ経営塾 スーパートップランナー育成

 収益性の高い企業的な農業経営を実践する「スーパートップランナー」の育成に向け、県は7月に「やまがた農業経営塾」を開講する。来年2月までの全12回の講座で、経営者哲学やリーダーシップ論の他、現地研修を行い、財務・労務管理などを学んでもらう。経営者の年間所得800万円以上の農業法人を増やすため、受講希望者を募集している。

 県は生産者の所得増大に向け、生産農業所得を2020年までに、現状(851億円)の1.3倍となる1100億円とする目標を掲げた。所得アップには地域のけん引役が必要で、経営者1人当たりの農業所得400万円以上の農家や農業法人を「トップランナー」、同800万円以上の企業的経営を実践する農業法人を「スーパートップランナー」とし、育成に向け、各種事業を展開している。

 経営塾はスーパートップランナーとなる農業法人の経営者育成が目的。定員は10人程度で、19年度末までに▽売上高10%以上拡大▽経営コスト10%以上縮減▽雇用者数10%以上増加▽新たな6次産業化や海外輸出—の4項目のうち、一つ以上の目標達成に向けて取り組むことが受講条件となる。講座は山形市内で開催。農業法人などの先進事例の現地研修、商品開発、販路開拓、海外戦略など農産品や加工品のマーケティング、仙台市内での商談会での実習もある。8割以上を受講し、事業計画や経営戦略を策定・発表すると修了証が授与される。

 受講料は資料代1万6800円で、現地研修や商談会での実習に参加する場合はさらに5万円が必要。受講応募締め切りは今月31日。最寄りの市町村農政担当課まで。問い合わせは県立農林大学校0233(22)8794。

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