手洗米に挑戦 酒造工程学ぶ 新発田・敬和学園大生

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水に漬けて重たくなった洗米ざるを抱えて次のおけに移す敬和学園大生=16日、新発田市島潟の菊水酒造

 敬和学園大(新発田市)の学生5人が地元の菊水酒造で酒造工程の基礎を学んでいる。16日は酒米の手洗米(てせんまい)に挑み、精白された米が吸う水分が適量になるよう、酒蔵の担当者が読み上げる時間に合わせて手際よく洗ったり水を切ったりした。

 日本酒の基礎知識や日本食文化を学ぶ菊水酒造主催の酒育セミナーが、地域の文化を学ぶ敬和学園大アクティブ・ラーニング演習のプログラムに採用される形で開かれた。

 今回は酒米の田植えから始まったセミナーの前期に当たり、5人は15日に日本酒文化や酒の香りについて受講。16日は菊水酒造の節五郎蔵で「無冠帝吟醸生酒」の仕込みに使う酒米の手洗米に取り組んだ。

 この日の気温や水温から、手洗米に費やす時間を9分30秒に設定。130キロの酒米が10キロずつ洗米ざるに分けられ、5人は製造責任者の指示に従い、水に漬けて洗うなどした。作業着に長靴姿だったが、夢中になって打ち込むうちに足元を大きくぬらす学生もいた。

 国際文化学科3年の亀山咲(さき)さん(20)は「米の研ぎ方によって水分の吸い方や、それによってお酒の味が変わる日本酒の繊細さに驚いた」と強調。5人には中国とベトナムの留学生が加わっており、「私たちよりも積極的に質問していて、外国人にとっても日本酒は興味深い存在なんだなと思いました」と話した。

 セミナーの前期はこうじ造りまで行い、10月に開く後期では稲刈りや蔵での作業が計画されている。

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