【神戸製鋼・川崎社長が中国で会見】神鋼汽車アルミ材(天津)の開業

「20年にフル生産目指す」

 神戸製鋼所は18日に開催した神鋼汽車アルミ材(天津)の開業式後、川崎博也会長兼社長、金子明副社長アルミ・銅事業部門長、加藤宏神鋼汽車アルミ材(天津)董事長らが事業の状況についての会見に臨んだ。会見冒頭、川崎社長は「ようやく本格稼働を始めることができ、高性能アルミパネルの供給体制が整った。今後は中国の旺盛な需要を取り込んでいち早くフル生産稼働を目指していく」と説明した。

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㊧から加藤董事長、川崎社長、金子副社長

 会見の一問一答は次の通り。(敬称略)

――期待される中国マーケットでは価格が厳しくなっていると聞く。どのように利益を稼いでいくか。

川崎「中国市場は25年に向けて3千万台を超えてくるのは間違いない状況。併せて厳しい環境規制を背景に自動車メーカーは燃費改善を迫られており、車体の軽量化は待ったなしとなっている。現在ある程度オファーをいただいているが、これからさらにニーズが加速すると見ている品質面などにおいて我々が選択されるよう取り組んでいく」

加藤「表面品質や強度、加工性というところで差別化ができると思っているので、要求品質の厳しいところに特化して、シェアを高めていきたい」

――フル稼働(年産10万トン)はいつごろに。

川崎「予定通り20年には達成できると見ている。そうなれば次の投資が20年より前に見えてくるかもしれないが、これは原板母材供給が伴わなければ意味がない。そういった視点にも立った上で判断しなければいけない」

――アルミパネルのグローバル展開の考え方を改めて。

川崎「以前から申し上げている通り、日本と中国の市場を優先に取り組んでいく。米国市場が伸びてくるのは間違いないだろうが、慎重に様子を見ていきたい。どこかのタイミングで何かができればと思うが、すぐにということはない」

――アルミ・銅事業部門として中期計画最終年までに200億円以上を狙えますか?

川崎「現状の120億~150億円が続くというようでは今回の投資の意味がない。また200億円を超える水準で満足してはいけないと考えている」

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