<にゃんとワンポイント>投薬でしっかり駆除

画像フィラリアの成虫(上)と予防薬。愛犬を寄生虫から守るには規則正しい投与が重要になる

◎犬のマダニ、ノミ、フィラリア対策

 桜も散り、人も犬も野外で活動するにはもってこいの季節になりました。この時季は、マダニやノミ、フィラリアなどの虫たちの動きも活発化してきます。

 マダニ・ノミの予防は、経口薬や皮膚に薬剤を滴下するスポットタイプなどいろいろあります。獣医師と相談して虫たちが活動を始める少し前、気温が10度を超えるころから始めるといいでしょう。

 マダニを甘く見てはいけません。近年はマダニにかまれて死ぬ人の例も報告されています。原因は重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスで、発熱と嘔吐(おうと)、下痢などの症状を引き起こします。国立感染症研究所によると、13年1月に国内初の患者が報告され、17年4月26日現在、全国21府県で232例(うち死亡は53例)が確認されています。過度に神経質になる必要はありませんが、しっかりと予防することが肝要です。

 フィラリア(犬糸状虫)症は、蚊を介して体内に入った虫が、心臓や肺動脈に寄生してさまざまな障害を引き起こす病気で、猫にも感染します。一般的な予防薬は、かみ砕いて服用するチュアブルタイプで、月1回与えます。体内に入って1~2カ月の幼虫を殺します。予防薬といってますが厳密には駆虫薬です。

 投薬上の注意点は、野外に蚊がいなくなったからといって、やめてはいけないということです。そこから1カ月後にもう1回投与することで完全に予防できるのです。

 このほかスポットタイプや注射もあります。注射は効果の持続期間によって6カ月と1年の2種類があります。

 腸の寄生虫にも駆虫薬があります。最低でも3カ月に1回の予防をお勧めします。

 いずれも獣医師の説明を受けた上で行いましょう。(川村動物クリニック院長 川村康浩)

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