婚礼用、新築祝い用、白寿用… 15種類の沖縄古典音楽「かぎやで風」CD化

 沖縄音楽CDを数多くプロデュースするキャンパスレコードが16日、CD「かぎやで風」を発売した。結婚披露宴で演奏するスタンダードな「かぎやで風節」をはじめ、正月や新築、各年代のトゥシビーや墓の祝い事に至るまで、全15曲を収録した。

 同レコードの備瀬真紀子さんは「これまで各行事用のかぎやで風の音源を求める声が寄せられてきた。思った以上に需要が多いのではないか」と企画を思い立った。

 「きょうの誇らしゃや」が歌い出しの通常のかぎやで風に対し、婚礼は「金瓶の御酌」、新築祝いは「にしぬ木ん寄して」、白寿は「百歳年寄りの」で始まるなど、それぞれ内容に違いがある。

 歌三線などの演奏は実演家の花城英樹らが担当した。花城は事前の調査を通して「こんなに多くの歌詞があることを初めて知った」と振り返る。一方で「行事ごとに流す音源としてだけでなく、これから演奏に取り組む人のための資料的な価値もある」と話した。

 演奏は歌三線に花城、與那國太介、和田信一、箏と太鼓は仲大千咲が担当した。監修は琉球古典音楽安冨祖流絃声会師範の玉城正治。

 定価2500円。県内各地のレコード店や書店などで販売中。問い合わせは有限会社キャンパス、電話098(932)3801。

画像CD「かぎやで風」を手にする花城英樹=那覇市・沖縄タイムス社

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