中華料理の新鮮食材、仕入れは徒歩10秒 今帰仁村玉城「山原食堂kuni」

 野菜の仕入れは徒歩10秒。「今帰仁の駅そーれ」敷地内という立地を生かし、地元の新鮮食材を中華風に提供する。うま味調味料は使わない。

 看板メニューの「今帰仁野菜と島豚のジャージャー麺」(900円)は花さんしょうが利いた肉みそがポイント。シャキシャキの野菜を、こしのあるパスタ麺と交ぜ、レモンを搾ってさっぱりと。

 「自家製島豚のロースト焼豚丼」(900円)は、タレを絡めながら約2時間、じっくり火を入れ柔らかく仕上げる。地元の老舗から仕入れる「棚原豆腐さんの四川風麻婆(まーぼー)豆腐」(800円)、特産のしいたけがごろりと入る「広東風中華あんかけ丼」(千円)も今帰仁ならでは。

 「特製揚げ春巻(はるまき)」(200円)は時間がたっても皮がパリパリなまま。パスタ、オムレツもあり、夜は一品料理でお酒を飲むこともできる。

 メイン料理には季節の前菜が付く。取材日に出たマリネはナス、ヘチマ、ゴーヤーなど野菜7種。ゆで、揚げ浸し、煮浸し、と別々に調理する。手間のかかった味の変化が小鉢の中で楽しめる。

 千葉県でダイニングバーを経営していた北里久仁之さん(45)、妻のめぐみさん(42)が引っ越しを機に店を始めて2年。屋根も壁もないパーラーを引き継ぎ、久仁之さんがほぼ一人でアジア風の内外装を仕上げた。

 店から地域との接点が広がり、今では農家から野菜をもらうことも。久仁之さんは「季節の物、地元の物がおいしいし、値段も抑えられる。自分ができる限りのベストな状態で出すことを心掛けている」と話している。(北部報道部・阿部岳)

 

 【お店データ】今帰仁村玉城157。営業時間は午前11時半~ラストオーダー午後2時半、午後6時~同8時半。日曜定休。電話090(1702)9514。

画像大皿に色鮮やかな盛り付け。左がジャージャー麺、右が焼豚丼、奥が揚げ春巻3本画像店を切り盛りする北里久仁之さん(左)と妻のめぐみさん画像山原食堂kuniの場所

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