沖縄・伊是名島の「玉御殿」、国の重要文化財に 琉球王家由来の墓所

 国の文化審議会(馬淵明子会長)は19日、伊是名島(沖縄県伊是名村)にある琉球王家由来の墓所「玉御殿(たまうどぅん)」を重要文化財(建造物)に指定するよう松野博一文部科学相に答申した。近く官報に告示され、正式に認められる。県内の国指定有形文化財は今回で34件目(国宝含む)で、建造物としては今年2月の大宜味村役場旧庁舎に次ぎ23件目となる。

 玉御殿は琉球王家第二尚氏王統の初代国王である尚円王の父尚稷(しょく)らの墓所で、1688年に造られた。伊是名城跡の北側山麓に位置する。現在は伊是名村の所有。

 墓は、三角屋根の破風墓(はふばか)形式。積み上げた琉球石灰岩の上から漆喰(しっくい)で仕上げている。内部は東西に2室ある。

 製造年代が明らかで、特色のある造墓形式や築造技術を備えていることが評価された。外観などは、第二尚氏王統の墓である首里の玉陵(たまうどぅん)と共通点が多い。

画像破風墓形式で造られた玉御殿=伊是名村(伊是名村教育委員会提供)

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