炉心損傷は防げる 東海第2、規制委審査で原電

原子力規制委員会は18日、東海村白方の日本原子力発電(原電)東海第2原発が新規制基準に適合しているかを確認する47回目の審査会合を開き、重大事故対策を議論した。原電側は原子炉格納容器の外で冷却材の配管が壊れて漏れ出た場合の対応策を示し、炉心損傷などの事故は防げることを説明した。

原子炉圧力容器や1次冷却系の配管などは、冷却材が高圧状態にある。原電側は、これらの設備とつながった配管で高圧と低圧設計部分を分離する隔離弁が誤って開き、原子炉格納容器外にある低圧配管に高圧の冷却材が流れ込んで配管が壊れる事故が起きた場合の対応策を説明。非常用の注水設備や自動減圧機能を起動させるなど一連の対応策を示した。

規制委側は、複数のトラブルが起きている場合に、それらの事故の兆候の正確な判断や、破損の場所、程度の判別などが可能な根拠や方法を問うとともに、次回以降の会合で詳細に説明するよう求めた。

このほか、重大事故を引き起こす事象の選定方法や、起こり得る事故の可能性を数値化し、安全対策に生かす「確率論的リスク評価(PRA)」などについても議論した。

(高岡健作)

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