「ボクはもっとやれる」石川、松山世代の新星・小野田亨也が首位浮上!

画像彗星のごとく現れた25歳・小野田亨也、明日のプレーにも期待がかかる(撮影:米山聡明)

<関西オープン 2日目◇19日◇城陽カントリー倶楽部(7,037ヤード・パー71)>

今大会、予想だにしていなかったビッグスコアで飛び出た。8バーディ・2ボギーの“65”。日本大学ゴルフ部出身、4年生時にはキャプテンを務めた小野田亨也(たかや)25歳が6アンダー首位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。

日大卒業後、実家のある静岡県湖西市を拠点として腕を磨き、昨年のQTを21位で突破。今季のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得した。出場した「東建ホームメイトカップ」(最終順位33位タイ)、「日本ゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」(最終順位51位)と続けて予選突破を果たしたが、この日は囲み取材を超えて、インタビュールームに呼ばれる“VIP待遇”となった。

「未体験ゾーンにちょっと緊張しています」と少し強張った表情はいかにも初々しい。「昨日とショットの出来はさほど変わらなかったと思います。でも、昨日よりも難しくないラインについたのでバーディを数多く取れました。できすぎです」。
 
前週の「日本ゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」ではパットが決まらず、今大会前の練習日、気分転換にとピン型のエースパターから大型ヘッドのマレット型(タイトリスト・スコッティキャメロンT6M)に替え、クロスハンドグリップで握ったのが功を奏した。

「重た目のパターを順手で握ると、ボクの場合、右手を使って打ってしまうので、そのほうがいいと思って。あくまでも感覚の問題ですけど」。ほぼぶっつけ本番の握り方でいきなり結果を出す辺りに、センスの高さを窺わせる。

「初戦の東建ホームメイトカップで自分のゴルフをすれば、ある程度、結果を残せる自信をつけたので、残り2日間も狙いすぎず、守りすぎず、しっかりとコースマネジメントして、今日みたいなリズムでプレーしたいと思います」

松山英樹、石川遼とは同い年だ。学生時代には松山との対戦経験もある。

「全然勝てる気がしませんでした。これまで一緒に回った誰よりも一番うまいと思いました」
 
今や相手は世界ランキング3位。当然、刺激を受けている。まずは国内ツアーシード権獲得が最大の目標というが、

「(日大ゴルフ部)後輩の(堀川)未来夢があれだけやれるのだから、ボクはもっとやれると思っていました。あいつには負けたことがありませんから」

経験が少ないだけに、いきなりの上位争いは少々重荷になるのではないかと危惧したが、「いい位置につけられて楽しみです。明日次第ですね」、という小野田。どんなプレーを見せてくれるのか、こちらも楽しみだ。

文/伊藤昇市

【2日目までの順位】
1位T:今平周吾(-6)
1位T:小野田享也(-6)
3位T:高山忠洋(-3)
3位T:B・ケネディ(-3)
3位T:M・グリフィン(-3)
3位T:K・バーンズ(-3)
3位T:D・ブランスドン(-3)
8位T:谷口徹(-2)
8位T:杉原大河@(-2)
8位T:松村道央(-2)
8位T:小池一平(-2)

55位T:宮里優作(+5)
55位T:チョ・ビョンミン(+5)他

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