共謀罪、23日衆院通過図る 自公維は採決強行、野党阻止へ ほか

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1. 共謀罪、23日衆院通過図る 自公維は採決強行、野党阻止へ

画像 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の採決が強行され、委員長席を取り囲む野党議員ら。右端は金田法相=19日午後、衆院法務委

 犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案は19日の衆院法務委員会で与党側が採決を強行し、自民党、公明党や日本維新の会の賛成多数で可決された。与党側は23日の衆院通過を目指す。民進、共産、自由、社民の野党4党は可決が強行されたことに反発し、衆院本会議での採決阻止に向けて連携を強化することを確認した。国会周辺では市民らが抗議活動を行った。

 4党の幹部は19日、可決は容認できないとして、法案を法務委に差し戻し審議をやり直すよう大島理森衆院議長に要求。本会議に法案を上程しないよう申し入れた。

2. 17年の訪日客1千万突破 過去最速、観光庁推計

画像 桜が満開の東京・上野公園で、チアリーディングの演技を披露する台湾からの観光客=4月

 観光庁の田村明比古長官は19日の記者会見で、2017年に日本を訪れた外国人旅行者が5月13日時点の推計で1千万人を超えたと発表した。1千万人突破は5年連続で、6月上旬に突破した昨年より3週間程度早く、過去最速のペース。

 4月の訪日客は前年同月比23.9%増の推計257万8900人で、月間過去最多を更新した。

 今年は4月16日だったキリスト教の祭典「イースター(復活祭)」に伴う休暇や、桜の開花シーズンに合わせて日本を訪れる旅行者が多かったことなどが要因。

 4月の国・地域別は、韓国の55万4600人がトップで、中国、台湾、香港と続いた。

3. 加計学園文書、確認できず 文科省が調査結果公表

画像 加計学園の獣医学部新設計画に関する記録文書について、記者会見する松野文科相=19日午後、文科省

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画に関する記録文書に関し、文部科学省は19日、職員に対する聞き取り調査の結果、文書の存在を確認できなかったと発表した。文書を入手し、存在の確認を求めていた民進党の反発は必至とみられる。

 文科省は文書の存在の把握や作成に関わったかどうかなど、高等教育局長や担当審議官ら省内の7人に聞き取りをするなどして調べていた。

 加計学園は政府の国家戦略特区制度を活用し、愛媛県今治市に岡山理科大の獣医学部新設を計画。文書は文科省と国家戦略特区を担当する内閣府とのやりとりを記録したものとされる。

4. 奈良の唐招提寺で梵網会 うちわを手に厄よけ願う

画像 唐招提寺で、参拝客にうちわをまく僧侶=19日午後、奈良市

 奈良市の唐招提寺で19日、750年以上続く恒例行事「うちわまき」で有名な「梵網会」が開かれ、参拝客は厄よけを願い、宙を舞うハート形のうちわを取り合った。

 午後3時、「ボーン」という鐘の音を合図に、国宝の鼓楼2階から4人の僧侶が計400本のうちわをまいた。ひらひらと落ちるうちわを取ると、参拝客からは「取れた」「やった」と歓声が上がった。

 札幌市中央区の主婦佐藤敬子さん(60)は初参加で、地面に落ちたうちわを拾い「家族の健康を願い、玄関に飾りたい」と話した。

 うちわは、僧侶や寺の職員約20人が手作業でしたためた「宝扇」と呼ばれる。

5. 東証小幅反発、36円高 円安と米政局でもみ合う

画像 東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 19日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発した。円安進行や前日の米株高で買い注文が優勢となったが、ロシアによる昨年の米大統領選への介入疑惑を巡るトランプ政権への不安心理も強く、下落に転じる場面もあった。前日終値を挟んでもみ合い、終値は前日比36円90銭高の1万9590円76銭だった。

 東証株価指数(TOPIX)は4.72ポイント高の1559.73。出来高は約19億800万株。

 外国為替市場で円高が一服して1ドル=111円台で推移したことが安心感につながった。銀行や保険、証券の金融株が値ごろ感から買い戻された。

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