閉館中の旧国民宿舎関ロッジ 亀山市と事業者が契約 素泊まり専用、7月オープン

 【亀山】亀山市は十九日、平成二十七年十二月から閉館していた旧国民宿舎関ロッジ(同市関町新所)の賃貸借契約を、町内の民間事業者と結んだと発表した。施設は「ゲストホテル関ロッジ」に名称変更し、素泊まり専用の宿泊施設として七月七日にオープンする予定。

 市によると、契約は今月十七日付。同町の久保徹弥さん(31)が代表を務める「萬屋マネジメントサービス」と契約した。昨年六月から八カ月にわたって契約先を募ったが、応募したのは同社だけだった。賃料は年間百二十万円で、五年ごとに契約を更新する。

 久保さんは愛媛県松山市出身。約十年間、滋賀県甲賀市内のホテルで勤務していた。将来的に宿泊業を営もうと考えていたという。取材に対し「良いご縁をいただいた。オープンに向けた準備を進めている。お客さまに満足していただけるよう励む」と語った。

 関ロッジは昭和四十二年に旧関町の公設宿泊施設として開業。延べ約二千六百平方メートルの四階建で、二十六の客室と大浴場を備えている。赤字経営が続いたため、市は平成二十五年に指定管理者制度を導入して民間に運営を委託したが、民間も約二年で撤退した。

 関ロッジは約半世紀にわたって町民を中心に親しまれてきたが、閉館を受けて「町のシンボル的存在がどうなってしまうか」などと不安の声も上がっていた。櫻井義之市長は「施設が再開されることとなった。順調に進むよう願う」とのコメントを出した。

【素泊まり専用宿泊施設「ゲストホテル関ロッジ」として再開を予定している旧国民宿舎関ロッジ=亀山市関町新所で】

あなたにおすすめ