梅雨に備え、堤防守れ 若手消防署員、富山で水防研修会

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 国土交通省富山河川国道事務所の水防工法研修会は19日、富山市水橋入江の常願寺川右岸で開かれた。災害対応の経験が少ない若手に技術を伝承し、県内全域で指導者となる人材を増やそうと企画され、県内7消防署・本部の職員ら約50人が梅雨入りを前に堤防決壊を防ぐ三つの工法を学んだ。

 堤防をシートで覆って保護する「シート張り工」の研修では、参加者がシートと単管パイプを縄で固定する作業が行われた。参加者は棒を十字に結ぶための「いぼ結び」や、結びやすく解けにくいとされる「かみくくし」などのロープワークを学び、水害に備えた。

 このほか、参加者は丸太を組み合わせ、川に入れて流れを緩める「川倉工」、堤防を補強して越水を防ぐ「積み土のう工」も実践した。国交省OBで組織し、災害発生時に情報収集の手助けをする「防災エキスパート」の2人が講師を務めた。

 参加者は今後、市町村ごとに実施される水防訓練で研修の成果を伝える。同事務所の渡邊一成副所長は「経験を重ねていないと、災害時に対応できない。絶えず技術の研さんに努めてほしい」と話した。

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