<入試のツボ>応用力問題解き学ぶ

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◎高校受験・教科別対策(3)社会

 「社会は暗記科目である」。昔からそう言われているが、半分は正しく、半分は正しくない。ただの暗記科目なら100点が続出してもおかしくないのに、そうはなっていないからだ。

 社会の問題を解くには「知識」が絶対的に必要という意味で、確かに暗記科目である。「知識」がありすぎて困ることは絶対ない。ただ、身に付けた知識をどのように応用できるかを試す問題が全国的に増えていることを知ってほしい。

 例えば、現在の小選挙区から選出されている衆院議員の定数は答えられても、「小選挙区は幾つあるか」と問われると正答率は相当落ちる。これは小選挙区で当選するのが1人しかいないというシステムを理解していないからだ。

 こういった問題への対策はまず「理解しながら知識を付ける」こと。次はさまざまな問題を実際に解いて「問題から学ぶ」ことだ。さまざまな角度から問題をこなすと、実は理解していない部分が発見できるし、忘れることを防ぐ効果も生み出す。

 中総体前で忙しい今は「今習っている中3内容」を完璧にするくらいの気概を持ち、次の定期試験で高得点を目指そう。

 社会を苦手にしてきた生徒は、この夏、地理歴史の復習に時間を割きたい。苦手を一気に得意とするのは難しく相応の時間が必要だが、入試には十分間に合うはずだ。(あすなろ学院・進藤誠学院長)

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