<山形大>スマホアプリで「人間力」テスト

画像画面に表示された人間力を測るテストの結果画像4月のオリエンテーションでスマホによるテストに取り組む新入生たち(山形大提供)

 山形大は本年度、スマートフォンのアプリを活用して学生のコミュニケーション力や積極性といった「人間力」を測るユニークなテストを始めた。学生は各自のスマホに専用アプリ「YU Portal」をダウンロードして設問に答える。3年次までに計3回、アプリ上でテストを受け、目に見える形で成長を確認する。

 同大によると、全学部生を対象にスマホでテストを行う試みは世界でもまれだという。

 4月には新入生オリエンテーションで1回目のテストを実施。全新入生約1700人に対し、グラフを読み解く「数的文章理解」などの問題と、「人間力」を測る70の質問を出題した。

 学生たちは「人助けのためなら厄介なことでもやる」「思いやりがある方だ」などの設問に、スマホを操作して「はい」「いいえ」で回答した。

 結果は自動集計され、「外向性」や「協調性」「知的好奇心」「情緒安定性」「良識性」の5項目について評価が偏差値で表示される。同様のテストは1年次修了時と3年次にも一斉に行い、結果はアプリ上からいつでも確認できるようにする。

 アプリには各自の履修科目や講義への出欠状況が自動で反映されたり、休講の情報が共有されたりする機能もある。

 同大学術研究員の千代(せんよ)勝実教授は「採点に手間が掛からない上に、学生はスマホの操作に慣れていて取り組みやすいと考えた。修得単位では測れない、個々の人間としての成長を振り返ることができ、就職活動にも生かせるだろう」と話している。

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