地村保志さん拉致解決へ強い意志 「最重要課題」風化阻止へ協力

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「拉致問題を風化させないために協力していきたい」と話す地村保志さん=19日夜、福井県小浜市働く婦人の家

 「拉致問題を外交の最重要課題に」。北朝鮮による拉致・特定失踪者の支援組織「救う会福井」の総会に出席した地村保志さんは切々と語りながらも、時折口調を強め「風化を防ぐため、できる限り協力する」と、解決に向けて自ら動く強い意志を示した。

 あいさつに立った地村さんは「(私たちの)子どもたちが帰国して以来、何の進展もないまま現在に至っている」と指摘。核やミサイルなど北朝鮮を取り巻くほかの懸案事項に注目が集まっている現状に触れ「拉致問題を国の最重要課題として取り上げてもらうことは次第に困難になってきている」との見方を示した。

 こうした厳しい現状に対し「外交の最重要課題として位置付けてもらうには、まず風化させないことが大変重要だ」と力を込め、昨年5月以降、積極的に参加している署名活動などに引き続き協力していく考えを述べた。

 今年10月で帰国から丸15年。昨年春に小浜市役所を定年退職し「あっという間に十数年が過ぎた。今は平穏な生活を送っている」と近況を報告した。3人の子どもたちについては「さまざまな方々のご協力とご支援のもと、地元企業で一生懸命働いている」と話した。

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