デンソー福島、工場増設 18年稼働予定、従業員2倍に

 自動車部品製造大手デンソー(愛知県)は19日、福島県田村市の田村西部工業団地にある完全子会社のデンソー福島に新工場を建設すると発表した。稼働開始は2018年10月を予定しており、従業員数を段階的に増やし、23年ごろに現在の約2倍の約600人規模にする計画だ。

 デンソー福島は08年4月に設立、カーエアコンなどの自動車用熱機器を製造する。新工場では、デンソーグループの西尾製作所(愛知県)の業務の一部を引き継ぎ、ガソリンエンジン用の燃料系製品で、燃料を吸い上げる「フューエルポンプ」や燃料を噴射する「インジェクター」を新たに手掛ける。ことし8月に着工、18年7月の完成予定。新工場の延べ床面積は約2万4千平方メートルで、デンソー福島の工場全体では約5万6千平方メートルとなる見込み。

 新工場建設はデンソーグループの生産体制を見直して国際競争力を強化するのが狙い。新しい生産ラインを整えることで低燃費化など自動車業界の幅広い需要に応える。愛知県に集中する生産拠点を分散させ災害などのリスクにも備える。

 新工場ではインドなど新興国で特に需要があるエンジン部品、西尾製作所では燃費に優れた製品の生産を進める。

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