いじめ新規相談12%増 大津、手紙の呼び掛け効果

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いじめ相談について、大津市が全小中高校に配布している手紙

 大津市は2016年度に受けたいじめ相談件数をこのほどまとめた。初めて相談を寄せた子どもや保護者からの件数は172件あり、15年度(153件)より12%増えた。延べ相談件数は932件で前年度(1030件)から10%近く減った。相談を呼び掛ける手紙の配布回数の増加が奏功したといい、市は「もっと悩んでいる子どもの声を拾っていきたい」としている。

 市は昨年度から、子どもが悩みを書く手紙を市内の全小中高77校に送る事業を年1回から2回に増やした。新規相談のうち、電話は86件で横ばいだったが、手紙は59件と前年度から55%の大幅増だった。市は手紙配布の効果が高いとみて、本年度は配布をさらに年3回に増やす。

 延べ相談件数では、保護者でなく児童・生徒からの直接の相談が340件と前年度から5%の微増。年代別では中学生が195件で23%増え、小学校高学年は500件で7%の微増、同低学年は164件でほぼ横ばいだった。高校生は63件で73%の大幅減だった。

 相談形態別では、電話が396件、市役所での面談が146件、家庭訪問44件などだった。

 市いじめ対策推進室は「おおつっこほっとダイヤル」として、平日午前9~午後5時(火曜は午後8時まで)に無料の相談電話を受け付けている。フリーダイヤル(0120)025528。

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