高田重富山市議、偽造領収書で政活費請求 12万円返還へ

 富山市議会最大会派・自民党で政調会長を務める高田重信氏(62)=清水町、通算6期=が偽造された領収書で政務活動費を受け取った疑いがあることが19日、分かった。白紙領収書が使われた可能性もある。高田氏は昨年、市政報告会の茶菓子代に本来認められない酒類を計上していたとして約32万円を返還したが、この際のチェックに漏れがあったことも判明。新たに約12万円を返還するとした。

 偽造された疑いがあるのは、2011〜15年に市政報告会用の「お茶・お茶菓子代」として発行された市内の同じ酒店の領収書。全部で22枚あり、大半の筆跡が酷似している。店主は「酒やお茶は実際に買っているが、領収書の筆跡は店の者の字ではない」とし、「頼まれて白紙の領収書を渡したことがあるかもしれない」と話した。

 高田氏は北日本新聞の取材に「白紙のものを求めた記憶はなく、自分の筆跡ではない」とする一方、「宛名を書く手間を省くためにもらった可能性は否定できない」と答えた。実際に商品を買っていて、架空請求や金額の水増しはないとし、議員辞職は否定した。

 今回不正が疑われる領収書には、高田氏が昨年、市政報告会の出席者に政活費でビールを提供したとして返還した32万3560円分が含まれている。

 また、茶菓子代の中に酒類を含んでいるにもかかわらず、自身や会派の調査で漏れた領収書が4枚あったことも判明。新たに約12万円を返還するとした。高田氏は「何度もチェックしたはずだが見落とした。反省している」と話し、週明けにも返還の手続きを行う。

 高田氏は現在、党の政調会長で、市議会の政務活動費のあり方検討会の委員を務めている。

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