地域の宝「仁王さん」公開 上越・三和 20、21日

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木造不動明王立像の公開を前に、本堂の周囲の草を刈る地元住民=18日、上越市三和区神田

 長く公開されていなかった上越市三和区神田の市指定文化財「木造不動明王立像」が20、21の両日、一般公開される。18日には地元住民が本堂の周囲の草刈りなどに汗を流し、公開の準備を整えた。

 立像は高さ約3メートル。全身が赤色に塗られ、地元では「仁王さん」とあがめられる。農村での病院創設などに尽力した富永孝太郎(1866~1945年)が暮らした邸宅「原富永邸」の守護神だったという。本堂は1807年ごろ建立されたと考えられている。

 敷地内は60年ほど前から住む人がおらず、現在は蔵と本堂だけが残る。長く放置状態だったが、3年前に神田自治会が市の補助金を使って本堂を修復した。近くにある市指定文化財の古民家「林富永邸」の公開(21日まで)に合わせ、立像も紹介することにした。

 修繕に携わった神田の前自治会長、伊藤義則さん(69)は「地域の宝。後世に残さないといけない」と力を込めた。公開は20日午前10時~午後4時。21日は午後3時まで。

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