人工心臓を製造 拠点工場が完成

新工場の機器用洗浄機を説明する本村社長(左)

 医療機器ベンチャーのEVIジャパン(福島市)は19日、本社工場の完成に合わせて内覧会を開いた。国内企業として初めて海外認可を受けた小型補助人工心臓の製造拠点となる。

 工場は鉄骨2階、延べ床面積約500平方メートル。製品の組み立てと検査用のクリーンルームや分解洗浄室を備える。総事業費は約2億円。このうち3分の2を医療産業集積に力を入れる福島県が補助した。

 体外設置用と体内埋め込み型を合わせ、年間100~150台の補助人工心臓を製造し、国内向けに出荷する計画。超音波などを使う最新の洗浄機器を活用し、手術後のメスなどの洗浄を医療機関から請け負うことも検討する。従業員は6人でスタートする。

 約50人が参加した内覧会で本村禎社長は「多くの重症患者を救うのが最大の目標。海外展開のノウハウは他の県内企業とも共有したい」と語った。畠利行副知事は「世界から期待される製品。県として引き続き応援していく」と述べた。

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