県がバリアフリー観光推進 サイトや相談窓口設置

画像

 県は、誰もが快適に旅行を楽しめるバリアフリー観光に力を入れている。県内施設の車いすの貸し出し情報などを掲載したインターネットサイトを開設したほか、山形市のやまがた観光情報センターに専門スタッフによる相談窓口を設置し、宿泊施設のバリアフリー改修の補助事業を新設。人口減少で国内旅行の縮小が見込まれる中、障害者や高齢者ら新たな需要の掘り起こしを目指す。

 新設した情報サイトは「やまがたバリアフリー観光ポータルサイト」。県内の主な34施設について▽観光▽宿泊▽買い物▽飲食▽交通—の5ジャンルに分け、車いすの貸し出しやスタッフによる介助、段差の有無などを紹介している。果樹園では車いすのまま果物の収穫体験ができるといった情報も掲載。村山、最上、置賜、庄内のエリアごとにも検索できる。

 やまがた観光情報センターに設置した相談窓口では、専門の研修を受けたスタッフが対応。事前研修ではサイトに掲載した施設情報のほか、障害の程度やニーズの適切な聞き取り方法などを学び、旅行者それぞれに適した宿泊施設や旅行コースを案内できるような態勢を整えた。

 本年度はバリアフリー観光推進事業費として約3400万円を計上。500万円を上限に宿泊施設のバリアフリー改修などのハード事業に補助するほか、今後の施策に生かすために県内約千施設を対象とした実態調査にも取り組む。

 県観光立県推進課は「旅行したくともできない人がいる。今後も誰もが気兼ねなく県内で旅行を楽しめる環境整備に努めていきたい」としている。新サイトのアドレスはhttp://barrierfree.yamagatakanko.com/

あなたにおすすめ